強いストレスや不安を感じたとき、相談先には「精神科」「心療内科」「カウンセリング」があります。以下はそれぞれの特徴と選び方のポイントです。

 

精神科
精神疾患や精神障害の診断と治療を専門とする診療科で、薬物療法や精神療法を行います。精神保健福祉法に基づき、重症患者の治療を支援します。

 

心療内科
心理的な影響が原因で起こる体の病気（心身症）を、心と体の両面から治療します。過敏性腸症候群や偏頭痛などが対象です。

 

カウンセリング
カウンセリングは悩みや不安を聞き、考え方の整理や自己分析を支援します。治療の一環として行う場合もありますが、保険適用外のことが多く、自費で受けることが一般的です。

 

選び方のポイント
医療機関（精神科・心療内科）
心の不調が日常生活に支障をきたす場合は医療機関が適切です。どちらを受診しても良いので、直感で好印象を抱いた医療機関を選びましょう。受診時は以下の点を医師に伝えると良いです。

 

症状がいつから、どのように起こったか
受診しようと思った理由
相談したい内容
カウンセリング
カウンセリングは、心身の不調がない場合でも思考の整理や自己理解のために利用できます。ただし、言葉がうまく出てこないほど疲れているときは避けたほうが良いです。医師にカウンセリングが適しているか相談するのも一つの方法です。

 

相性のよい医師・カウンセラーを見つけるには
情報収集: 病院やクリニックのホームページや口コミを確認。
コミュニケーション: 自分の伝えたいことが伝えられ、相手が理解してくれるか。
通いやすさ: 何度も通う前提なので、アクセスの良さも重要です。
心の悩みを専門家に相談することをためらわず、適切なサポートを受けることで、心の不調を防ぐことができます。